過去問 問題一覧

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過去問 解答解説一覧

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105回看護師国家試験 午前問題46~60

午前問題46 Aさん(48歳、男性)は、直腸癌のため全身麻酔下で手術中、出血量が多く輸血が行われていたところ、41℃に体温が上昇し、頻脈となり、血圧が低下した。麻酔科医は下顎から頸部の筋肉の硬直を確認した。既往歴に特記すべきことはない。
 この状況の原因として考えられるのはどれか。
1.アナフィラキシー
2.悪性高熱症
3.菌血症
4.貧 血
 
 
午前問題47 慢性副鼻腔炎についての説明で適切なのはどれか。
1.1週間の内服で症状が軽減すれば受診の必要はない。
2.発症後1週は空気感染の危険性がある。
3.眼窩内感染を起こす危険性がある。
4.透明の鼻汁が特徴的である。
 
 
午前問題48 過活動膀胱の説明で正しいのはどれか。
1.尿意切迫感がある。
2.失禁することはない。
3.水分を制限して治療する。
4.50歳台の有病率が最も高い。
 
 
午前問題49 ハヴィガースト,R.J.による発達課題のうち、老年期の発達課題はどれか。
1.健康の衰退に適応する。
2.大人の余暇活動を充実する。
3.個人としての自立を達成する。
4.大人の社会的な責任を果たす。
 
 
午前問題50 エイジズムを示す発言はどれか。
1.「介護を要する高齢者を社会で支えるべきだ」
2.「後期高齢者は車の運転免許証を返納するべきだ」
3.「認知症の患者の治療方針は医療従事者が決めるべきだ」
4.「高齢者が潜在的に持つ力を発揮できるような環境を整えるべきだ」
 
 
午前問題51 高齢者の栄養管理について栄養サポートチーム〈NST〉と連携するときに、病棟看護師が行う看護活動で最も適切なのはどれか。
1.同時期に他のサポートチームが介入しないようにする。
2.栄養管理が不十分な高齢者のケアについて助言を得る。
3.家族にも栄養サポートチーム〈NST〉の一員になるよう勧める。
4.経管栄養法を行っている高齢者数を減らす方法を一緒に考える。
 
 
午前問題52 Aさん(102歳、女性)は、重度の廃用症候群のために5年前から発語が少なく体を動かすことができない。誤嚥性肺炎で入退院を繰り返し、終末期である。同居している家族は積極的な治療をしないことを希望し、自宅でAさんを看取ることを決めた。
 Aさんの家族への退院時の指導で最も適切なのはどれか。
1.「24時間付き添ってあげましょう」
2.「おむつの重さで尿量を測定しましょう」
3.「苦しそうになったら救急車を呼びましょう」
4.「Aさんが食べたければ食べさせてあげましょう」
 
 
午前問題53 Aちゃん(生後10か月、男児)は、先天性心疾患のため手術を受けた。Aちゃんの体重の変化を図に示す。
 

 手術後から現在までの体重の変化に対する評価で適切なのはどれか。
1.体重増加の不良
2.過度な体重増加
3.標準的な体重増加
4.キャッチアップ現象
 
 
午前問題54 小児の骨折の特徴で正しいのはどれか。
1.不全骨折しやすい。
2.圧迫骨折しやすい。
3.骨折部が変形しやすい。
4.骨癒合不全を起こしやすい。
 
 
午前問題55 就労している妊婦に適用される措置と根拠法令との組合せで正しいのはどれか。
1.時差出勤      ――― 母子保健法
2.産前産後の休業   ――― 児童福祉法
3.軽易業務への転換  ――― 母体保護法
4.危険有害業務の制限 ――― 労働基準法
 
 
午前問題56 低用量経口避妊薬について正しいのはどれか。
1.血栓症のリスクは増加しない。
2.1日飲み忘れたときは中止する。
3.授乳期間を通じて内服は可能である。
4.副効用に月経前症候群〈PMS〉の軽減がある。
 
 
午前問題57 常位胎盤早期剥離のリスク因子はどれか。
1.肥 満
2.妊娠糖尿病
3.帝王切開術の既往
4.妊娠高血圧症候群
 
 
午前問題58 地域精神保健活動における二次予防はどれか。
1.精神科病院で統合失調症患者に作業療法を行う。
2.精神疾患患者に再燃を予防するための教育を行う。
3.地域の住民を対象にストレスマネジメントの講演会を行う。
4.会社の健康診断でうつ傾向があると判定された人に面接を行う。
 
 
午前問題59 疾患と確定診断のために用いられる検査との組合せで最も適切なのはどれか。
1.脳 炎       ――― 脳脊髄液検査
2.パニック障害    ――― 脳波検査
3.特発性てんかん   ――― 頭部MRI
4.パーソナリティ障害 ――― 頭部CT
 
 
午前問題60 生活技能訓練〈SST〉について正しいのはどれか。
1.退院支援プログラムの1つである。
2.診断を確定する目的で実施される。
3.セルフヘルプグループの一種である。
4.精神分析の考え方を応用したプログラムである。

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