過去問 問題一覧

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過去問 解答解説一覧

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106回看護師国家試験 午後問題46~60

午後問題46 平成24年(2012年)の就業構造基本調査における65歳以上75歳未満の高齢者の就業について正しいのはどれか。
1.女性では就業している者の割合は40%以上である。
2.就業していない者よりも就業している者の割合が多い。
3.就業していない者のうち40%以上が就業を希望している。
4.就業している者のうち非正規職員・従業員の割合は成人期より多い。
 
 
午後問題47 高齢者施設に入所中のAさん(78歳、女性)は、長期間寝たきり状態で、便秘傾向のため下剤を内服している。下腹部痛と便意を訴えるが3日以上排便がなく、浣腸を行うと短く硬い便塊の後に、多量の軟便が排泄されることが数回続いている。既往歴に、消化管の疾患や痔はない。
 Aさんの今後の排便に対する看護として最も適切なのはどれか。
1.直腸の便塊の有無を確認する。
2.止痢薬の処方を医師に依頼する。
3.1日の水分摂取量を800ml程度とする。
4.食物繊維の少ない食事への変更を提案する。
 
 
午後問題48 老年期のうつ病に特徴的な症状はどれか。
1.幻 覚
2.感情鈍麻
3.心気症状
4.着衣失行
 
 
午後問題49 高齢者に術後の呼吸器合併症が発症しやすい理由で正しいのはどれか。
1.残気量の減少
2.肺活量の低下
3.嚥下反射の閾値の低下
4.気道の線毛運動の亢進
 
 
午後問題50 学童期の肥満について正しいのはどれか。
1.肥満傾向児は肥満度30%以上と定義される。
2.肥満傾向児は高学年より低学年が多い。
3.肥満傾向児は男子より女子が多い。
4.成人期の肥満に移行しやすい。 
 
 
午後問題51 外性器異常が疑われた新生児の親への対応として適切なのはどれか。
1.出生直後に性別を伝える。
2.内性器には異常がないことを伝える。
3.出生直後に母児の早期接触を行わない。
4.出生届は性別保留で提出できることを説明せる。
 
 
午後問題52 受胎のメカニズムで正しいのはどれか。
1.排卵は黄体形成ホルモン〈LH〉の分泌が減少して起こる。
2.卵子の受精能力は排卵後72時間持続する。
3.受精は卵管膨大部で起こることが多い。
4.受精後2日で受精卵は着床を完了する。
 
 
午後問題53 成熟期女性の受胎調節について適切なのはどれか。
1.経口避妊薬は女性が主導で使用できる。
2.コンドーム法の避妊効果は99%以上である。
3.基礎体温法は月経が不順は女性に有用である。
4.子宮内避妊器具〈IUD〉は経産婦より未産婦に挿入しやすい。
 
 
午後問題54 災害後の成人にみられる防衛機制はどれか。
1.不安で眠れなくなる。
2.激しい怒りを表現する。
3.言動が子どものように幼くなる。
4.自分だけが無事で申し訳ないと思う。
 
 
午後問題55 Aさん(65歳、男性)は、胃癌を疑われ検査入院した。入院時、認知機能に問題はなかった。不眠を訴え、入院翌日からベンゾジアゼピン系の睡眠薬の内服が開始された。その日の夜、Aさんは突然ナースステーションに来て、意味不明な内容を叫んでいた。翌朝、Aさんは穏やかに話し意思疎通も取れたが「昨夜のことは覚えていない」と言う。
 Aさんの昨夜の行動のアセスメントで最も適切なのはどれか。
1.観念奔逸
2.感情失禁
3.妄想気分
4.夜間せん妄 
 
 
午後問題56 2人以上の精神保健指定医による診察結果の一致が要件となる入院形態はどれか。
1.応急入院
2.措置入院
3.医療保護入院
4.緊急措置入院
 
 
午後問題57 Aさん(65歳、男性)は、肺気腫で在宅酸素療法を受けている。ある日、Aさんの妻(70歳)から「同居している孫がインフルエンザにかかりました。今朝から夫も体が熱く、ぐったりしています」と訪問看護ステーションに電話で連絡があったため緊急訪問した。
 訪問看護師が確認する項目で優先度が高いのはどれか。
1.喀痰の性状
2.胸痛の有無
3.関節痛の有無
4.経皮的動脈血酸素飽和度〈SpO2〉
 
 
午後問題58 地域包括ケアシステムについて正しいのはどれか。
1.都道府県を単位として構築することが想定されている。
2.75歳以上の人口が急増する地域に重点に置かれている。
3.本人・家族の在宅生活の選択と心構えが前提条件とされている。
4.地域特性にかかわらず同じサービスが受けられることを目指している。
 
 
午後問題59 障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律〈障害者総合支援法〉に基づいて、障害者が利用できるサービスはどれか。
1.育成医療
2.居宅療養管理指導
3.共同生活援助〈グループホーム〉
4.介護予防通所リハビリテーション 
 
 
午後問題60 Aさん(55歳、女性)は、夫と2人で暮らしている。進行性の多発性硬化症で在宅療養をしている。脊髄系の症状が主で、両下肢の麻痺、膀胱直腸障害および尿閉がある。最近は座位の保持が難しく、疲れやすくなってきている。排尿はセルフカテーテルを使用してAさんが自己導尿を行い、排便は訪問看護師が浣腸を行っている。夫は仕事のため日中は不在である。
 Aさんの身体状態に合わせた療養生活で適切なのはどれか。
1.入浴はシャワー浴とする。
2.介助型の車椅子を利用する。
3.ベッドの高さは最低の位置で固定する。
4.セルフカテーテルはトイレに保管する。

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