107回看護師国家試験 午後問題31~45
午後問題31 インフォーマルサポートはどれか。
1.介護支援専門員による居宅サービス計画の作成
2.医師による居宅療養管理指導
3.近隣住民による家事援助
4.民生委員による相談支援
午後問題32 ハイリスクアプローチについて正しいのはどれか。
1.費用対効果が高い。
2.成果が恒久的である。
3.一次予防を目的とする。
4.集団全体の健康状態の向上に貢献する。
午後問題33 フィンク,S,L.の危機モデルの過程で第3段階はどれか。
1.防衛的退行
2.衝 撃
3.適 応
4.承 認
午後問題34 クリティカル・シンキングの思考過程で正しいのはどれか。
1.物事を否定的にみる。
2.主観的情報を重視する。
3.直観的にアプローチをする。
4.根拠に基づいた判断を行う。
午後問題35 学習支援として、集団指導よりも個別指導が望ましいのはどれか。
1.小学生へのインフルエンザ予防の指導
2.塩分摂取量が多い地域住民への食事指導
3.ヒト免疫不全ウイルス〈HIV〉感染者への生活指導
4.3~4か月児健康診査に来た保護者への離乳食の指導
午後問題36 感染症の成立過程において、予防接種が影響を与える要素はどれか。
1.病原体
2.感染源
3.感染経路
4.宿主の感受性
午後問題37 Aさん(85歳、女性)。左側の人工股関節置換術後10日である。日中は看護師の援助によって車椅子でトイレまで行くことは可能であるが、夜間はポータブルトイレを使用している。
Aさんの夜間の療養環境を整える上で適切なのはどれか。
1.足側のベッド柵は下げておく。
2.着脱しやすいスリッパを用意する。
3.ポータブルトイレはAさんのベッドの右側に置く。
4.移動時につかまれるようにオーバーテーブルを整える。
午後問題38 1948年に、看護教育の現状等に関する大規模な調査報告書「これからの看護〈Nursing for the future〉」を著した人物はどれか。
1.リチャーズ,L.
2.ブラウン,E,L.
3.レイニンガー,M,M.
4.ゴールドマーク,J,C.
午後問題39 ノンレム睡眠中の状態で正しいのはどれか。
1.骨格筋が弛緩している。
2.夢をみていることが多い。
3.大脳皮質の活動が低下している。
4.組織の新陳代謝が低下している。
午後問題40 麻薬の取り扱いで正しいのはどれか。
1.看護師は麻薬施用者免許を取得できる。
2.麻薬を廃棄したときは市町村長に届け出る。
3.アンプルの麻薬注射液は複数の患者に分割して用いる。
4.麻薬及び向精神薬取締法に管理について規定されている。
午後問題41 成人に対する一次救命処置〈BLS〉において、胸骨圧迫と人工呼吸との回数比で正しいのはどれか。
1.20対1
2.20対2
3.30対1
4.30対2
午後問題42 成人男性に対する全身麻酔下の膵頭十二指腸切除術が9時に開始されてから40分間の経過を表に示す。
9時40分の時点で、間接介助の看護師が医師に確認の上、実施することとして適切なのはどれか。
1.輸血を準備する。
2.下半身を心臓より高くする。
3.加温マットの設定温度を上げる。
4.次の尿量測定を40分後に実施する。
午後問題43 インスリン製剤について正しいのはどれか。
1.経口投与が可能である。
2.冷凍庫で長期保存ができる。
3.皮下注射は同じ部位に行う。
4.飛行機に搭乗する際は手荷物として持ち込む。
午後問題44 廃用症候群を予防する方法で正しいのはどれか。
1.関節固定後の等張性運動
2.ギプス固定後からの等尺性運動
3.下腿の中枢から末梢へのマッサージ
4.足底板の装着による下腿三頭筋の収縮
午後問題45 造影CTの際に最も注意が必要なのはどれか。
1.閉所に対する恐怖がある患者
2.気管支喘息の既往がある患者
3.ペースメーカーを装着している患者
4.既往に上部消化管造影検査後の腹痛がある患者